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リコルソ購入まで(その9)

意気消沈していたある日、妻から話がありました。
「鳥栖の中古車を買おうか・・・」と。

よく考えたら自分たちもいい歳だし、いつまでも元気でいる保証はないし、片方でも欠けたらできないし、やりたいことは出来るうちにやっておこう・・・。
元気に定年を迎えて、その頃にまだ余裕があったら、大きなキャンピングカーに乗り換えよう・・と。

妻に最大限の感謝。
こうして、我が家初のキャンピングカーを購入することになったのです。

おわり
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リコルソ購入まで(その8)

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一度はあきらめたものの、中古車購入の思いは消えず、それどころかますます大きくなります。
そこで9月20日から23日にかけて、車中泊の旅に出ました。
普通車でも旅ができることを実証し、ガマンではなく待つことを楽しみに変えることが目的でした。
鳥栖の中古車センターにも再度訪問し、担当のセールスマンにきちんとお断りをしました。
お目当ての中古車はまだ売れずに残っていました。
あるいは売れていれば思いを断ち切れていたのかも知れません。

とりあえず一旦キャンピングカーの購入はあきらめました。
その代案として、自分が乗っている普通車を売り払い、その資金でワンボックスの中古を購入しようと考えました。
その視点で中古車を検索すると、思ったより新しいハイエースの中古車がたくさんヒットします。
キャンピングカーでない普通のハイエースは100万円前後でも手に入るようです。
その中に、気に入った車を見つけました。
古いけど綺麗に使われており、車内を自分で改造すれば最高の車中泊車にできそうです。

この計画を妻に告げました。
すると、意外なことに反対の意見。
資金的には目途が立つのに反対する理由は、次回の下取り条件の悪さ、それといずれ遠からず飽きてしまい本物が欲しくなるというものでした。
我ながら飽きっぽいのは自認しています。
ただ車を飽きるのか、キャンピングカーを飽きるのか、やってみないと判らないという思いもあり、とりあえず一歩を踏み出したいという冷静な気持ちもあったのです。
しかし、もっと冷静に考えてみると、キャブコンからバンコンに落ちて、新車から中古車になって、さらにキャンピングカーから普通のハイエースに理想を落として、これはもう目的を見失っているというしかありません。
そのことにやっと気づきました。

つづく

リコルソ購入まで(その7)

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9月に入り、夫婦で一泊二日の旅行にでました。
5月のキャンピングカーショーで温泉宿の半額券が当選したため、阿蘇のホテルを予約していたからです。
それにはチョットした計画が絡ませてありました。
鳥栖にあるキャンピングカーの中古車センターを訪ねる計画です。
本来の目的は鳥栖プレミアムアウトレットに行くということにし、ついでに中古車屋さんに寄るという計画にしてました。
この計画に妻は何の疑いもなく同意。
楽しい二日間の旅行がスタートしたのでした。

鳥栖の中古車センターにはネットで見つけた中古のキャンピングカーを見に行くのが目的でした。
その車はアネックス社製のリコルソというバンコンです。
平成23年式で比較的新しく、何よりベッド展開が楽なレイアウトになっています。
キャンピングカーに対する自分の絶対条件は、ご飯を食べたあと横になってくつろげること、いちいちテーブルを畳まないでも寝られること、なのですが、まさにぴったりな車なのです。
それが鳥栖にあるということで、是非とも見てみたくなりました。

実車を見た感想も、自分の希望どおりのクルマです。
妻もとても気に入り、めでたしめでたしと、なるはずだったんですが・・・。
現実はそうならず、妻の猛反対にあってしまいました。
現在の貯蓄、家のローン、車の維持費、その他モロモロ。
家のローンが終わったら、同額をキャンピングカーの購入資金として貯蓄していき、退職する○年先には、頭金がいくら溜まって、退職金からいくら出して・・。
家の家計を一手に握る妻の計画は完璧でした(涙)

つづく

リコルソ購入まで(その6)

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5月16日には熊本県で開催された九州キャンピングカーショーに出かけました。
妻には明かしませんでしたが、気持ちの中では「いますぐ欲しい」思いが急上昇中でした。
結果、楽しくもありましたが、とても手が出る金額ではないことを再認識し、反動で下がるテンション。
何となく察したのか「退職までには手に入れて旅をしようね!」という妻の励ましに、「ウン」と調子を合わせる自分がいました。

じつはこの頃はキャブコンしか眼中になく、バンコンの展示車は見ることもなく通り過ぎてました。
まったく興味が湧かなかったのです。
うまく言えませんが、自分の中ではバンコンはキャンピングカーではありませんでした。
キャブコンに比べ室内も狭く、シンクも小さく、トイレもなく、作り付けのベッドが無く、すべてでキャブコンに劣っています。
駐車場で横に並べられたらみじめな思いをするだけだと思っていました。
ところがその気持ちに変化を与えたのが、トイファクトリーというビルダーだったのです。

その頃は中古車情報を漁るのが楽しみであり日課になっていました。
その中にトイファクトリーのヴォーグというバンコンがありました。
中古とはいえ、600万円以上もする高嶺の花ではありましたが、その質感の高さに驚き興味を抱くようになりました。
それからビルダーのホームページを覗いたり、乗ってる方のブログを読んだりしているうちにバンコンも悪くないなという気持ちに傾いていったのです。
何より、中古車の価格帯が現実的です。
もしかすると、というほのかな思いが大きな炎となり始めていました。

つづく

リコルソ購入まで(その5)

年が変わり2015年。
退職前に買うと決めたキャンピングカーですが、心のどこかに「今すぐにでも欲しい」気持ちがありました。
かといって、それを実現できる見込みなど一切なく、悩ましい時は過ぎていきます。
いろんな方のキャンピングカーのブログを読み漁るのが日課になり、疑似的にでもクルマ旅を体験できるのが楽しみでもありながら、実現できないもどかしさも感じる、複雑でやりきれない時期を過ごしていました。

そんなある日、普通のクルマでも寝泊まりくらいできるんじゃないかと思い立ちました。
そういえばずいぶん昔、デリカワゴンに乗っていた時期に何度か車中泊した経験はあったのです。
さっそく準備を進め、5月2日に1泊2日のプチ車旅に出かけました。
泊まったのは道の駅「阿蘇」。
すぐ近くに日帰り温泉もあり、立地が良いことから人気のスポットです。

夕方になると大きなキャブコンやバスコンなどが続々と入ってきます。
とても話しかける勇気などなく遠くから眺めるばかりでしたが、夢をかなえた方々はどことなく堂々としていて眩しく目に映りました。
テーブルを囲みながら楽しそうに談笑する人たち。
何となく観察すると、別々のキャンピングカーでここに集合しているように見受けられました。
いつかこの人らのようになれるんだろうか、などと思いながら横を通り過ぎたのを思い出します。
あいにく二日目は雨になり決して順調とは言いがたい旅でしたが、それなりに車中泊というものを楽しむことができました。

このときの旅で感じたのは車内の狭さです。
荷物と寝るスペースでほぼ一杯なので、何をするにしても窮屈。足もまっすぐ伸ばせませんでしたし。
照明もテレビも無いので、夜はすることがありません。
狭い空間では服を脱ぎ着するだけでも手足が壁に当たり大変でした。
布団の上にあぐらをかいて食べる朝食もどことなくみじめ。
中古でもいいからキャンピングカーが欲しいと思うようになったのがこの頃かもしれません。

つづく
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